TAK's ブログ

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バイ&フォーゲット

皆さんは「バイ・アンド・フォーゲット」という言葉をご存知でしょうか? 似たような言葉に「バイ・アンド・ホールド」というものがありますが、これは買ったまま売らないということですが、バイ・アンド・フォーゲットは「買ったことを忘れる」という意味ですね。以前、「さわかみ投信」の澤上篤人氏がおっしゃっておられた言葉で、長期投資を促すときに使われたものです。

長期投資は忘れるくらいが調度いいということですね。

もちろん、長期投資できる銘柄・商品選択は重要な視点ですから、「世界のマーケットに分散している」「コストが低い」中で、積立投資する。そして「バイ・アンド・フォーゲット」。こうしたことは、確定拠出年金iDeCo)などでも可能でしょう。

 

ただ、株式などの現物投資はもちろん、特定口座(つみたてNISAでも)投資信託などを購入した場合にはそうはいかない。なぜなら、そこにはフォーゲット(忘れる)ことができない心理がはたらくからであり、これは「プロスペクト理論」を考えても納得できるところです。

プロスペクト理論」ってご存知でしょうか?
これは行動心理学のひとつです。人はいかなる場合も合理的な行動をする生き物だと思われてきましたが、実はそうでなく、様々な心理状態によって非合理的な行動をとることがあるというもの。

これを投資の世界でいうと、「人は損をするのを嫌い」ということで、「損得が絡むと非合理的な行動をとる」のですね。得するより損する方が感情に影響を与えるわけです(調べると色々出てきます)。

 

以下は、私個人が投資をしていて、私の個人的な見解としてお読みください。

私は「つみたてNISA」であれば、S&P500をベンチマークするものを購入していて、今後も非常にいいと思う。私は変額保険も購入しているので、そちらは外国株式(MSCIコクサイ・インデックス)のベンチマークなので、そことの「すみ分け」もつく。あと日本株のアクティブファンドも購入している。

・S&P500…米国の株式
MSCIコクサイ・インデックス…日本を除く、世界の先進国株式
・日本のアクティブファンド

こういう感じで保有していて、具体的にはS&P500をベンチマークする投信として、「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」があります。

S&P500は、スタンダード・アンド・プアーズ社が選定している米国主要500社の指数です。NYダウは銘柄で30種(なので30社)ですが、500社に分散されているので、業種に偏りもなく構成もいいです。ちなみに、ナスダックというの半導体関連やハイテク企業の影響を大きく受けます。

過去推移を見ていただいても分かりますが、S&P500は、きれいな右肩上がりの推移です(なので、日本のTOPIXとは大違い)

eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」は、運用開始してわずかなので、参考とするのはS&P500をベンチマークするETFで見てみると、5年の平均利回りでも10%を超えていて、あまり知られていないのですが、過去のデータを分析してみると、S&P500は過去のどの15年間をとっても年利4%以上の高いパフォーマンスを出しています。

なんでこんなことになるかというと、それはS&P500の選定基準に理由があって、いくつか選定項目があるのですが、その一つに、「直近の四半期および直近の連続4四半期で利益が黒字であること」というものがあります。

つまり、直近黒字の優良企業に絞っているということですね。

よくS&P500とVTI(バンガード・トータル・ストックマーケットETF)が比較されることがありますが、S&P500は、米国500種の株式ですが(なので比較的大型)、VTIは米国の株式の大型、中型も含めて、3600種の株式銘柄に投資できるというものです。

日本で購入できる投信でいうと、
楽天全米株式インデックス・ファンド

ですね。