TAK's ブログ

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保障と資産形成

今日は、「保障と資産形成は切り離せない」というお話しをしましょう。ここは非常に強く申し上げたいところなので、改めて読んでみてください。

以前、私がセミナー講師を務めた際のアンケートに「資産形成として、NISAやiDeCoがいいということは分かったが、なぜ最後に保険の話!?」というニュアンスのご意見をいただいたことがありました。

皆さんの中で、セミナーを実施された方も受講された方でも感じるところで、我々の行うセミナーというのは、「生存時のより良い資産形成&運用の手法」を説き、「保障確保の重要性」という2段構えの構成であるはずです(逆にそれ以外のセミナーのほうが少ないでしょう)。

なぜか。それは我々は「保険」という商材でのキャッシュポイントがメインであるから。 保険代理店所属のFPがセミナーを実施すれば(一部、住宅ローンなどのフィービジネスセミナーもあるが)、ここに異論はないでしょう。私もセミナーの講師をして長いので若かりし頃は、セミナーで前半に散々、資産形成の重要性を説いて、後半で保険の話をすることに、自分自身で違和感を感じることもありました(なので、上記のようなアンケートもうなずける)。

しかしながら、私は最近自分にしっくり来る「答え」が見つかっている。それは、そもそも「保障と資産形成は切り離せないものなのだ」というシンプルなもので、セミナーにおいて「資産形成と保険」という流れは、それこそ当たり前であり、必然なのだと感じています。

それはなぜかというと、お客様が資産形成や運用をしていくために必要なことは何なのかをシンプルに考えてみましょう。それは、

  • 勤労
  • 資産形成・運用(貯蓄)

この順番であるからです。つまり、資産形成・運用には、第一義に「勤労(つまり収入)」がなければそもそも運用とか投資とかできないのです。もう一度同じことを言います。

第1番目としては、まず勤労であり、

次にくる2番目として、資産形成・運用なのです

ということは、第2順位の「資産形成・運用ができなくなるとき」はどんなときなのか。それは第1順位の「勤労」ができなくなるときでしょう。つまり、勤労ができなくなるとき(働けなくなるとき)はどんなとき?って考えると、

  • 就業不能状態(病気やケガ)
  • 死亡・高度障害時

です。何を当たり前のことを言っているのかという突っ込みがあるかもしれませんが、こういう当たり前こそお客様は理解されていないことが多く、中には、我々が保険を取り扱っているから保険の話をしているのだなと勘繰ってしまうお客様がいらっしゃることも事実でしょう。

そうではない、ということをきちんと担当者がまず咀嚼し、伝えていかなければならない。

私たちが資産形成・運用する、そのベースメントにある第一順位は「勤労(収入)」なのです。これがなくなったら、運用、資産形成どころではないのですと。だから、「保障と資産形成はセットで考えるのです」と。

こうもお伝えしましょう。

「今、老後資産形成についてご不安というお話しがあって、その手段(方法)についてお話ししていると思います。人生の3大資金では住宅資金、教育資金、老後資金とありますが、中でも老後資金というのは特徴が他と異なります。それは、『人生の終わる時期と終わり方が自ら選択できない』ということであり、いくらかかるか分からないというものだからです」

「長寿に蓋をすることはできず、人は確実に長寿になっているのです。老後資金において、保障と資産形成は切り離せないのです」

シンプルな話ですが、これが真実だと思います。

商品ではなく、考え方のセットアップをしてあげれば、お客様も(担当者も)きっと自走してくれますね。

以上です。